教職員[本の紹介コーナー] 第2回 尾山末雄先生 

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教職員[本の紹介コーナー] 第2回 尾山末雄先生 

教職員 本の紹介コーナー 第2回 尾山末雄先生

今回ご紹介する書籍は下記4冊です。

・「Principles of Athletic Training 第12版」 
・「Essentials of Athletic Injury Management 第6版」
・「Principles of Athletic Training 第14版」 
・「Essentials of Athletic Injury Management 第6版」


★今回の担当教員:尾山末雄

本の紹介コーナー

今回このコーナーでは、米国におけるアスレティックトレーナーの教本を紹介します(図書室所蔵)。
米国ではNATAの認定大学で所定のカリキュラムを取得すると受験資格が得られます。
本のタイトルにある「Principles 」「Essentials」の語句の訳は、「原理」「原則」で同じ意味です。

        『旧版』
        「Principles of Athletic Training 第12版」 Daniel D.Arnheim著
        「Essentials of Athletic Injury Management 第6版」
        (日本語版タイトル;アーンハイムのレーナーズ・バイブル)

本の紹介

        『新版』
        「Principles of Athletic Training 第14版」 William E.Prentice著
        「Essentials of Athletic Injury Management 第6版」
        (日本語版タイトル:新版トレーナーズ・バイブル)

本の紹介

今思い出すと、私がこの道を志したきっかけは、ただ単にトレーナーという言葉に憧れを持ったことと記憶する。今から40年以上前のことである。
まだ日本ではATに関しての教育は未開の国であり、勉強する術もなく、プロ野球に在籍する人たちがトレーナーと呼ばれていた。私がトレーナーとしてプロ野球に在籍した11年間も、仕事は全て選手をマッサージをすることだった。そのため、江川卓という大投手を肩障害のため9年間という短い選手生命で終わらせた責任を痛感している。これは当然といえば当然である。

我々が持つ資格は鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧師であり、トレーナー養成として設定された資格ではないため
現在もそれほど変わっていないのが現状である。現在は体協のカリキュラムが開始されているが、
米国の状況にまで達するのはまだ先になるだろう。
米国においては、総てのスポーツ活動に従事するトレーナーは(プロスポーツから高校生スポーツ全般)NATAの認定を所持していることと、CPR,AEDの認定を所持していることが義務付けられ、雇用者にもこれ以外のトレーナーと称されている人を雇用してはならないという文言がある。
言い換えれば、ATC以外の人と契約してはならないということである。
その後(1975年頃)、SONY企業がJ&Jのアスレティックテープを輸入販売するに当たり、米国人ATを雇用し日本全国でテーピング講習会を開始したことと、やはり米国NCAAのアメリカンフットボールの公式戦が東京で毎年開催されATの活動がテレビを通して我々の眼に飛び込んできた事がNATAに火をつけた大きな素因と思う。この影響で多くの日本人が米国の大学へ留学するきっかけとなった。私もこの時に、来日したトレーナーの1週間合宿ワークショップへ参加し、またテーピング講習会にも足を運んだ。その後、後藤学園もAT教育に着手し、この時の関係者が翻訳出版した本が「アーンハイムのトレーナーズ・バイブル」である。
“Modern Principles of Athletic Training”は、アスレティックトレーナーになるための教科書であるが
翻訳した“Essentials of Athletic Injury Management“(日本語書名;アーンハイムのトレーナーズ・バイブル)
の対象者はコーチや体育教師用として編纂された本である。
それから16年後、内容を刷新し加筆され“Essentials of Athletic Injury Management(日本語書名;新版トレーナーズ・バイブル)として生まれ変わった。“Principles of Athletic Training(William E.Prentice)”も21世紀に入り新たに内容を刷新し加筆され、940ページのハードカバーとしてATCを目指す学生の教本として生まれ変わった。また、アーンハイム教授は、当校が行っている米国研修先のカリフォルニア州立大学ロングビーチ校にて教鞭を取られていた。現在、米国の現状は、スポーツ医科学者の会「ACSM」、アスレティックトレーナーの会「NATA」、ストレングスコーチの会「NSCA」の3団体がスポーツ選手の「スポーツ傷害の予防」に対しタックルを組み取り組んでいる。

シカゴ・ホワイトソックス球場内 トレーナー室

本の紹介


ロサンゼルス・ドジャース球場内トレーナー室

本の紹介

ここで紹介した本は英文とその翻訳本です。
その他のアスレティックトレーナー関連、スポーツリハビリテーション関連の多くも翻訳本です。
日本人が大の苦手の英語を少し勉強しておく必要が必ず出てきます。これは間違いない。
私のつたない経験からのアドバイスです。これからATを目指そうと考えている方、一度は米国の現状を見ておく必要があります。「百聞は一見にしかず」と言う諺がある通り目からウロコが取れるでしょう。
私も8月15日より米国中西部の大学5校(デビジョンⅠ:3校、デビジョンⅡ:2校)とオリンピック・トレーニングセンタ等へ遊びに行ってきます。

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