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VPTアカデミー
マッサージ科
迫 佳央里
2004年卒

vol.7

進級試験について

みなさんこんにちは!!
日本はそろそろ梅雨を迎える時期になりますね。こちらは毎朝少しずつ日の出が早くなり、また夜は9時過ぎでも空が明るく夏がだんだん近づいてきているのを感じます。病院実習が終了した後この1ヶ月間は非常に時が経つのが早く、あっという間に毎日が過ぎて行きました。今月の大きな出来事はVPTアカデミーのマッサージ科の生徒と一緒に進級試験を受けたことです。VPTアカデミーに半年間在籍をしていた総まとめとして、ドイツ人のクラスメートと一緒に進級試験に挑戦することを教務長のライヒャート先生から課題としていただきました。試験の内容は口頭試問の解剖学と実技試験のマッサージ・徒手検査・水治療法でした。口頭試問の解剖学は骨格系と内臓系が範囲となっており、上肢・下肢・体幹の筋肉の走行・神経支配・作用をはじめ骨・靭帯・関節の構造と役割を全てドイツ語・ラテン語で説明する試験と、内蔵機能の役割や名称について先生に聞かれた質問に対しドイツ語・ラテン語で答える試験と2つの試験を受けました。
実技試験のマッサージは課題の書かれた紙を引き、その課題に書かれたマッサージのデモンストレーションと筋の走行・テクニックに関する口頭試問が出され、徒手検査と水治療法に関しても同様に紙を引き、徒手検査では症例に対しての検査法・運搬法・患者さんに対して気をつけなければならないことや患者さんにどのようなアドバイスをするかなどを口頭で答え、実際にデモンストレーションをしました。水治療法では症例に対してどんな水治療法が適切かを考えてデモンストレーションをし、適応症・禁忌症など先生からの質問について答えたりするものでした。
試験を受けることはとっても不安でかなり緊張しました。でも終わった後の達成感は非常に大きくやはり受けてよかったと思うことができました。クラスメイトもこの試験に合格できないと今後クラスに存続することができないため非常に頑張って勉強をしていました。
ドイツの成績の評価は1から6までの6段階評価で4以上が合格です。試験が終わり2週間後に教務長のライヒャート先生と一人ずつ面接をし成績表が渡されました。私の成績は口頭試問の試験が3.00、実技試験が2.92でした。先生からは「ドイツ人生徒の成績としては良い成績とは言えないけれども、半年間のVPTアカデミー在籍で言葉のハンディがありながらも良く頑張ったよ。」と言って頂けました。その言葉がとっても嬉しくてやっぱり頑張ってよかったと思いました。
そういった意味でも今回の総まとめの試験は私の中ではあくまでも通過点のひとつで、本当の課題はこれからですがよい経験ができたと思います。
 試験の後はクラスの仲間とシュツットガルトへ出かけました。また週末は友達の猫が4回目の出産をしたとのことで子猫を見に行きました。その日は友達のお家へ泊らせていただきボートに乗ったり散歩をしたり、沢山お話をしたり楽しい時間を過ごしました。また先週は祝日と重なり長いお休みだったためドレスデン・マイセンへ旅行に出かけました。
ドレスデンは第二次世界大戦の被害を受けてからの再建がドイツ東西統一後にはじまったそうで、2005年に再建が完成をしたフラウエン教会やツヴィンガー宮殿、美術館、エルベ川など観る所が沢山でバロック様式のとっても豪華な素晴らしい街でした。
マイセンではマイセン磁器博物館へ訪問しました。ヨーロッパで始めて白色磁器の製造に成功をしたのがマイセン釜で、それまでぼってりと厚い陶器しか産出していなかったヨーロッパでは、透けるように薄手の東洋白色磁器は金銀にも優る憧れだったそうです。王侯貴族が少数の白色磁器をこぞって宝物のように秘蔵していましたがついには同じものを作りたいと願い、ザクセン候アウグスト(壁画:写真)の命令で白色磁器の研究が進み中国・日本からその製造技術が伝わったとのことです。
マイセンのフラウエン教会やドレスデンにあるツヴィンガー宮殿の鐘、また『君主の行列』 の壁画にもマイセン磁器が使用されているそうです。
旅行中にもマイセン在住のドイツ人の方が私に「白磁器は日本から伝わってきたんだよ」と話しかけられ、日本の文化や芸術が何百年も前から海を越えてヨーロッパへ伝わり、当たり前のことですが、世界はつながっているんだと改めて感じました。 また季節、春の味覚のドイツ料理としてご紹介したいのがシュパーゲル(白アスパラガス)です。シュパーゲルは4月中旬からスーパーや市場で並び始め、他の野菜に比べると非常に高価です。この時期はどこのレストランでもシュパーゲルの特別メニューが出されており、茹でたシュパーゲルにハムとジャガイモを付け合せに溶かしバターまたはオランデーソース(卵黄とバターで作ったソース)と一緒にいただくのが主流だそうです。私も今年いくつかのレストランでシュパーゲルをいただきました。色々な種類のシュパーゲル料理がありますが私が食べてとっても美味しかったのは、シュパーゲルをハムでくるみまたさらにパンケーキ(クレープ)でくるんだものです。他にもサラダやスープなど色々なバリエーションでいただくことができます。もちろん自宅でも作ることができ、私はシュパーゲルを茹でて他のお野菜と一緒にサラダにして食べています。
また余談ではありますが、シュツットガルトにあるWilhelma(ウィルヘルマ)という動物園で昨年末に白クマの赤ちゃんが生まれ4月末より一般公開になり、私も観にいくことができました。ウィルベアという名前で週末は3時間待ちでやっと観ることができるというほど大人気で、最近テレビでもよく放送されています。お母さんの白クマにぴったりとくっついていてとっても可愛かったです。
来月も月末から始まるリンパドレナージの課外授業の準備をしたり、6月22日に開催されるシュツットガルトマラソンのVPTブースのお手伝いに行く予定など色々とやるべきことは沢山ありますが頑張ります。
それではまた次回お会いする日まで!!

ドイツだより

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