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VOICE

津田 美奈子

美容鍼灸、小児鍼灸、リンパ浮腫治療、
がん患者さんへのマッサージなど
幅広い分野で治療

鍼灸マッサージ師

津田 美奈子 さん

治療院 ナチュレ 院長
・鍼灸マッサージ師
・リンパドレナージセラピスト
・オイルマッサージ(Esalen®Massageプラクティショナー)
[社会人から入学、東洋医療総合学科2008年卒]

  • 卒業生

入学前は社会人

★「あはき」+α(アルファ)の資格で、活躍の場を広げている卒業生たち★

鍼灸マッサージ+α(アルファ)の資格で、仕事の幅や活躍の場が広がり、キャリア・アップの道も
拓けます。複数の資格を取得して各分野で活躍されている卒業生の声をご紹介します。

神奈川県平塚市で治療院を開業され、美容鍼灸、小児鍼灸、リンパ浮腫治療、がん患者さんへの
マッサージなど、幅広い分野で治療されている津田美奈子さんにお話を伺いました。

Q.鍼灸マッサージ師、リンパドレナージセラピストを志すようになったきっかけは?

津田 美奈子 神奈川衛生学園に入学する前は、スパやサロンなどで、アロマセラピストとして働いていました。その当時、母が病気(がん)になったのが大きなきっかけです。アロマセラピストとして何ができるか? いろいろとアプローチしましたが、苦しんでいる母に対してできることへの限界を感じていました。
そんなとき、母のケアをしてくださったのが、鍼灸マッサージ師でリンパドレナージセラピスト(※1)の佐藤 佳代子先生(神奈川衛生学園の卒業生)をはじめとする先生方が私たち家族を支えてくれました。そのマッサージを目の前で見て、苦しい状況でも医学的に確実にアプローチできる方法があることを知って、この道を志すようになりました。

※1 リンパドレナージ(日本医療リンパドレナージ協会) 詳しくはこちら>>

Q.本校を選んだ理由を教えてください

母の治療に関わってくださった方々がすべて神奈川衛生学園の卒業生で、治療の合間に、学校の様子や3年間の授業の特長などを話してくださいました。お話を聞いて、きちんと教えてもらえる学校だと思いました。母の治療を通して、「無資格」と「有資格」の差について考えるようになり、「アロマセラピーでできる限界」と「治療家の実践的なアプローチの仕方」の差を知る良いきっかけになりました。そして、私自身が「現場で結果を出せる治療家になりたい」と思ったので、神奈川衛生学園で学ぶことを決めました。

Q.仕事の内容を教えてください

津田 美奈子 鍼灸治療、がん患者さんへのリンパ浮腫治療(※2)、小児鍼灸、オイルマッサージなど、幅広い分野にわたっています。治療院にいらっしゃる患者さんの約8割が女性なので、美容鍼灸や、妊婦さんへの治療も増えています。

※2 リンパ浮腫とは
リンパ液の流れが滞り、細胞のすきまにタンパク質や水分がうっ滞した状態のことをいいます。むくみを感じたらできるだけ早い段階で適切な診断を受け、治療を始めることが大切です。
詳しくはこちら>>

Q.本校で学んだことで、現在役にたっていることは何ですか?

3年間で学んだすべてのことが、医療の現場で役に立っています。例えば、植物のヨモギから「もぐさ」をつくる授業とか、その過程を知っているから、治療の際に患者さんに説明できます。学んだことがとても多いので、後になってから(現在になってから)、「あぁ、これはあのときに授業で教わったことだ」と気づくこともあります(笑)。

鍼灸マッサージやリンパドレナージの知識や技術は、美容や在宅医療、がん患者さんのケアなど幅広い分野で活かせます。また、現場に出てみると、患者さんや医療機関との信頼関係が強くなり医療従事者の一員という実感がありますね。

Q.仕事のやりがいは何ですか?

津田 美奈子 母と同じ病で苦しんでいる患者さんに日々出逢います。その方々と向き合って、対話して、心に寄り添って治療していく。そして、治療院を出るときには、笑顔になって、感謝されます。それが「やりがい」ですね。
「手で触れること」によって出逢う多くの患者さんから学ばせていただくことが本当に多いです。母と同じ病の患者さんに触れると、亡き母と話しているような、そんな気もしています。


<関連リンク>
治療院 ナチュレ (神奈川県平塚市)>>
佐藤 佳代子先生(学校法人後藤学園附属リンパ浮腫研究所 所長)>>