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飛澤 誠

神奈川県藤沢市・茅ヶ崎市を中心に
在宅訪問マッサージで地域医療に貢献

鍼灸マッサージ師

飛澤 誠 さん

在宅訪問マッサージ クリア 代表
・鍼灸マッサージ師
・リンパドレナージセラピスト
[社会人から入学、東洋医療総合学科2005年卒]

  • 卒業生

入学前は社会人

★「あはき」+α(アルファ)の資格で、活躍の場を広げている卒業生たち★

鍼灸マッサージ+α(アルファ)の資格で、仕事の幅や活躍の場が広がり、キャリア・アップの道も
拓けます。複数の資格を取得して各分野で活躍されている卒業生の声をご紹介します。

神奈川県藤沢市・茅ヶ崎市を中心に、在宅訪問マッサージで
地域医療に貢献されている飛澤誠さんにお話を伺いました。

Q.鍼灸マッサージ師を志すようになったきっかけは?

飛澤 誠 高校卒業後、自動車整備士、自動販売機の設置などの仕事をしていましたが、28歳の時に、がんの手術を受け(顔面神経の摘出によって)右側の顔が動かなくなってしまいました。すっかり気持ちが滅入ってしまったその頃、妻のお腹に新しい命が宿っていることが分かりました。そして、それが大きな希望になって、がんの闘病にも打ち勝つことができました。

ところが、生まれてきてくれた娘は、足に障がいを持っていました。医師からは、「外科的な治療(西洋医学)では良くならない、もう歩けない」と言われました。これは本当にショックでした。
そこで、東洋医学を学んで「娘をなんとか鍼灸マッサージで歩けるようにしてあげたい」と考えたのが、この道に進んだきっかけです。

Q.本校を選んだ理由を教えてください

神奈川衛生学園のカリキュラムが、東洋医学はもちろん西洋医学もしっかりと学べ、スポーツや介護など各方面で活かせる教育内容だったので、とても魅力的に思いました。また、体験入学で学校へ行った際に、在校生や教職員の雰囲気がとてもアットホームで、あたたかな校風を感じましたので、受験を考えるようになりました。そして、体験入学でお会いした先生からいただいた「心あたたまるお手紙」も、決め手のひとつになりました。

Q.仕事の内容を教えてください

飛澤 誠 神奈川県の藤沢市・茅ヶ崎市を中心に、患者さんのお宅を一軒一軒訪問して、在宅でのマッサージを行っています。

歩行が困難な方、筋肉がマヒして自由に動かない方、寝たきりの方、がんで苦しまれている方、ターミナルケア(終末期医療)が必要な方、などが対象です。

Q.本校で学んだことで、現在役にたっていることは何ですか?

私は、社会人経験を経て神奈川衛生学園に入学しましたが、入学してみると、18歳から60歳くらいの方まで、幅広い年齢の方々、いろんなキャリアの方々がいるのに驚きました。例えば、大学新卒者、アメフトの選手、商社マン、演劇の大道具さん、などなど。そんな学友たちと日々接するおかげで見聞が広がり、自分がまったく知らない世界や、物事に対するいろんな考え方を知ることができました。これは、最初に神奈川衛生学園で学んだことです。

そして、現在役に立っていることは「鍼灸マッサージ」と「リンパドレナージ(※)」の知識と技術です。在宅訪問マッサージの現場では、歩行困難な方を治療するケースが相当数あります。マッサージでむくみを取っていくと歩行が安定することが多く、学校で学んだ知識やマッサージ技術を総動員して治療に当たっています。「リンパドレナージを行わなければ、間違いなくアプローチできない」というケースも多々あります。

※リンパドレナージ 詳しくはこちら>>

Q.仕事のやりがいは何ですか?

飛澤 誠 在宅訪問マッサージは、患者さんと関わる時間が長くなりますので、患者さんご本人の性格や人生観などを理解しながら治療していきます。すると、患者さんのご家族とも親しい関係になります。治療の効果が出ている時はご家族の皆さんから喜ばれますし、患者さんが元気になっていくのは自分のことのように嬉しく感じますから、本当にやりがいのある仕事です。

一方では、足がマヒして歩けなくなっている患者さんがいらっしゃる。ターミナルケアで「そのとき」を待っている患者さんもいらっしゃる。そういう方々にとってのマッサージは、本当に大切です。
来週訪問してお会いできるかどうか分からない、そんな患者さんの痛みを、マッサージで緩和してあげて、ご本人から「ありがとう」と言っていただけることは、本当にありがたいです。
ご家族の方々にも心から感謝される。これはマッサージ師冥利に尽きますね。

先にお話ししました私の娘は、いま17歳になって、(装具をつけていますけれども)歩けるようになりました。これもひとつの「やりがい」ですね。

<関連リンク>
在宅訪問マッサージ クリア (神奈川県藤沢市)>>