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【看護学科】領域別看護過程start!!

2023年10月19日

今月で前期科目の終講試験が終わり、後期の授業がはじまります。
2年生は、1年次の後期から積み上げ学習をしてきた基礎看護学の看護過程での学習を基礎として、後期からは領域別の看護過程の講義、演習がはじまりました。

看護過程とは、「看護の知識や経験に基づいて患者の看護上の問題を明確にして計画的に看護を実施、評価するための系統的、組織的な活動」のことをいいます。

つまり看護過程は、今まで学校の机上や実技演習を通して学んできたことを統合し、知識や看護技術を用いながらあらゆる発達段階や健康障害をもつ患者さんのために看護を実践するために大事な学習となります。その学びを深めるために、まずは学内で紙上の事例患者さんの情報をもとに、それぞれの学生が看護過程を展開していきます。

今回は、小児看護学の看護過程の授業の様子についてご紹介します。







小児看護学における看護過程の3つのポイントとして、
1.乳児期から思春期まで幅広い発達段階の子どもを対象とすること
2.子どもの発達段階と健康レベルに見合った援助を提供すること
3.周囲の大人の適切な関わりが必要であり、子どもだけでなく家族も援助の対象となること
があげられます。

それをふまえた上で、担当教員から小児看護学概論で学んだ子どもの成長発達段階やその特徴、小児看護方法論Ⅰで学んだ健康障害をもつ子どもや家族の特徴、小児看護方法論Ⅱで学んだ疾患の特徴とその健康レベルにあった看護を統合して、今回の事例患者の看護過程を展開していくことを新ためて説明されました。学生たちは、今までの学習を振り返り、お互いが学習してきた内容をグループに分かれて確認し合いながら講義を進めていきます。
 




グループでの学習内容の確認や意見交換が終わったあとは、それぞれのグループが学習内容を発表し、クラス内でそれを共有し合い、質疑応答をしながら学びを深めていきます。

領域別の看護過程は、小児看護学のほかにも成人看護学、老年看護学、母性看護学、地域在宅看護論、精神看護学がそれぞれの担当教員の指導のもと、同時進行で展開されていきます。
2年生からは、「覚悟はしていたけど、ほんとにきつい~」「課題が山積みでなにから手をつけていいかわからない」など、悲痛な叫びが聞こえています。しかしこの状況の中でも、昼休みや授業前後に教室にいくと、お互いの学習内容を確認し合ったり、わからないことを教員に確認したりする姿もみられ、前向きに学習に取り組んでいます。その姿を見て、後輩たちは1年後の自分たちをイメージし、先輩たちからは看護過程の進め方のアドバイスや参考資料の紹介などをしてくれています。

まだまだ看護過程は、はじまったばかりですが、来月の基礎看護学実習Ⅲと、来年からはじまる領域別実習に向けて、お互いに協力しながら前向きに取り組んで行きましょう!!