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【看護学科】母性看護学実習が始まりました
2024年01月17日
看護学科2年生は1月中旬~3月上旬にかけて11日間の母性看護学実習があります。母性看護学はあらゆるライフスタイルの女性が対象ですが、実習においては周産期にある対象および新生児とその家族を対象とします。正常で健康に過ごすために必要な生活支援・観察を含む看護援助について学びを深めます。
1組の母と新生児を受け持ち、より正常で健康にというウエルネスの志向の視点から母子の健康や家族の形成にとって、より良い状態へ向かえ2人そろってが元気に退院できるよう看護実践を展開します。
実習施設は 横浜市立大学附属市民総合医療センター・横須賀共済病院・横須賀市立うわまち病院です。
施設実習の前には新生児の体温・呼吸・心拍数・黄疸(おうだん)や新生児特有の反射なども観察し、アセスメントできるように演習します。
赤ちゃんへの優しい声掛けと、まなざしで愛情をしっかり注いでほしいです。
赤ちゃんの体重測定の演習場面です。安全には十分に気をつけて測定します。
生まれた時の体重・昨日の体重など赤ちゃんにとっては成長や発育の大切な情報です。
出産後1日~5日目のお母さんの子宮の回復状態を観察する演習場面です。
実習では許可していただいた方には実際に手で触れさせていただき、子宮の大きさや硬さなどを観察します。
また、母さんの気持ちも日々変化するので、コミュニケーションを深めながら、気持ちを分かち合い、安らげる環境を一緒に考えていけるといいですね。
外来実習もあります。
外来実習では正常な経過をたどっている妊婦さんの健康診査に立ち会う場合もあります。
妊娠週数に応じて大きくなった子宮を外計測している演習場面です。
健康な状態が維持できるよう、医師や助産師から妊婦さんへの助言を聞くことも学生にとっては大変参考になります。
赤ちゃんに間もなく会えることを楽しみに、妊娠期を楽しく過ごしていただけるような学生の関わりを期待します。
健康である方を看護するということに迷いながらも、出産場面への立ち合いから受けた感情、赤ちゃんとお母さんが心身ともに影響しあっている関係を知り、またご家族との関りなどから、「命」や「母児の相互作用」「親になるということ」などを考える機会にもなるといいなと思っています。
母性看護学担当教員