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【看護学科】母性看護学実習と小児看護学実習のまとめの会

2024年03月22日

2年生の後期1月~3月にかけて実施した母性と小児の看護学実習が終わりました。

【小児看護学実習】
今年度からは新カリキュラムになり、小児期ある対象を理解するために従来の保育園や療育相談センター、病院での実習の他に、小学校での実習が追加されました。学習や遊びの個別性を体験し、各発達段階によって言葉や行動、思考などが違うことを学びました。また今は健康な状態が維持できなくても、回復にむけて治療や看護を受けている小児や親にも出会い、小児への看護は家族の看護でもあることを学びました。
小児は回復力が早いですが、悪化するのも早いという特性からは、自分の体の変化を言い表せないため、小さな変化に気づく決め細やかな観察が必要でした。また食事や排泄・清潔と同じように、子どもにとっての「遊び」は心や知能の発達に重要だということを学びました。

子どもの学習面では、「集団生活」から社会性が育ち、自分の意見を言い、聞き、自分たちでルールを作り守るなどの経験が学習の機会になっていることも理解できました。子どもと同じ目線に立つという意味から保育園や学校では給食も体験し、「食育」についても考える機会になりました。小児看護や養護では、子どもの発達段階と課題を理解して対応することの重要性を学び、その難しさも感じた実習でした。また子どもは、未来へ限りない可能性を持つという力強さも感じました。

▼実習での学びをグループで話し合い発表の準備をしている場面


〈小児看護学実習のグループワークでの学生の声〉
・対象を理解するためには、子どもの発達段階を知ることがすごく大事だと感じた  
・子どもには、「昨日と同じ」「今はいましかない」ということをすごく実感した
・子どもはやっぱり素直でかわいい
・小児看護の対象は、子どもと家族という意味が実習にいってよくわかった
・とにかく楽しかった


グループワークでは、学生の自由で自主的な学びとなるよう、母性や小児看護学実習以外(または実習担当グループ以外)の教員がファシリテーターとなりました。担当以外の教員は、自分の領域以外の学びを共有することで、とても新鮮な気持ちになったようです。


【母性看護学実習】
出産(出生)後、間もない母児1組を受け持ち、母親と赤ちゃんの健康観察とアセスメント、また母体の回復や赤ちゃんの栄養のため授乳の確立に向けての援助、「今の状況を把握」することを大切にし、適時・適切な援助を行えるよう計画しました。お母さん自身が自ら学び・工夫され、自身にあった方法を見つける力を支援しました。

分娩に立ち会った学生は、母の頑張りとパートナーの協力の偉大さ、生まれた生命の誕生の素晴らしさに感動していました。妊娠がわかり生まれるまでの約40週間、いかに健康で妊娠期を健康に過ごせるかなど外来実習をとおして各妊娠時期の保健指導から学ぶことができました。母性看護学は妊娠・分娩・産褥という周産期を中心とした実習ですが、1人の成人期の女性・地域で暮らす人・家族を持つ・母親・就労という多様な背景を持っているという特性も実感しました。5日間という入院期間の中で、次第に母親の顔になり言葉になり自信がついていく・自分のことよりも「生まれたわが子」を思う母の強さを感じ、母になる過程も関わりをとおして学びました。2週目に入り、「母児の相互作用 母児一体」という意味がやっと理解できるようになりました。



〈小児看護学実習のグループワークでの学生の声〉
・分娩の立ち合いは素直に感動した
・立会いした夫が臍を切っていたよ。父親の偉大さや責任の重大さを感じた
・受持ったAさん 最初は赤ちゃんを抱くのも怖々だったけど、3日目には上手になって授乳もできるようになった。お乳も4日目からたくさん出るようになった
赤ちゃんとママは心も体も関係しあっているのが、何となくわかったって感じ



ホワイトボードに母性と小児の実習経過と結果まとめの内容をグループ毎に発表しました。

▼発表の様子






母性看護学・小児看護学実習の各グループワークの結果を模造紙に書き発表しました。
質問もたくさんあり、自分では体験できなかったこと、考えの違いなどを意見交換しました。
実習施設によって体験できることが違うため共有の機会となりました。



母性看護学担当教員 小児看護学担当教員から実習全体の取り組み状況、インシデント報告、実習目標は達成できたか、次の実習への課題は何かなについての意見をいただきました。
また副校長からは、実習全体・まとめの会の進行、次のへの課題をもつ大切さなどの言葉をいただきました。
3年生の実習も頑張りましょう。