トップ 2つの学科 看護学科トップ│看護師 看護学科Blog 【看護学科】2年生 診療補助演習
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【看護学科】2年生 診療補助演習
2025年09月09日
💉 ドキドキ!筋肉注射の演習授業
1年生まではベッドメイキングや洗髪などの患者さんに対する日常生活の技術演習を学習してきました。
2年生になり、医師の指示のもとに行う「診療の補助技術」の学習が始まり、今日は「筋肉注射」の演習です。
「注射」と聞くと、ちょっと身構えてしまう人もいるのではないでしょうか。学生たちも医療従事者として
必要不可欠な「筋肉注射」の技術を身につけるために真剣に演習授業に取り組みました。
まずは“刺す前”の準備から
授業では、いきなり針を手にするのではなく、まずは注射の基本を丁寧に学びます。器具の扱い方、消毒の手順、針を刺す角度や深さ――ひとつひとつの動作に意味があり、命を預かる責任の重さを実感する瞬間です。
そして、医師の指示書を使い、「正しい患者、正しい薬剤、正しい量、正しい方法、正しい時間、正しい目的」
(6つのRight(正しい)で6Rといいます。)をもう一人の看護師役学生とダブルチェックを行います。
臨床で行われている通りの方法です。
学生たちの真剣なまなざし
いざ実技に入ると、教室の空気は一気に緊張感アップ!
「持ち方あってるかな?」「違うよ!ダーツの持ち方になってる!!鉛筆だ!」「え?鉛筆の持ち方?」と、仲間同士で確認し合いながら手技を繰り返します。演習用の模型に注射するとはいえ、本物さながらの緊張感。学生の表情からは“未来の医療人”としての責任感がひしひしと伝わってきます。
ちょっと和むワンシーンも
緊張した雰囲気の中にも笑いがこぼれる場面があります。
看護師役の女子学生「お名前・生年月日・性別を教えてください」
患者役の男子学生「横須賀洋子です。〇〇年〇月〇日生まれです。・・・・・女です(照)」
そんなやりとりにクラス全体がほっと笑顔に。真剣さと楽しさがほどよく入り混じった、まさに学生らしいひとときです。
筋肉注射の演習は、技術を磨く場であると同時に、患者さんに寄り添う心を育てる時間でもあります。針を持つ手は緊張しても、患者さんの心を和らげられる医療人になってほしい――そんな願いが込められた授業です。
読んでくださった皆さんも、注射をされるときに「きっと練習を頑張った誰かのおかげで、今は安心して医療を受けられているんだ」と思っていただければ幸いです。