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学校からのお知らせ

三浦学苑高等学校にて「スポーツ講習会」を開催しました

2023年02月17日

地元・横須賀への地域貢献のために、本校の教員が、スポーツトレーナーの知識と技術をスポーツ関係者の皆様へお伝えしたい。そんな思いが、同じ横須賀市にある私立 三浦学苑高等学校で実現しました。
同校の運動部の生徒さんを対象に、ケガの予防方法、セルフケア等に関する知識と技術を身につけていただき、スポーツ現場でベストパフォーマンスを発揮できるようにする。その具体的な方法を学ぶ「スポーツ講習会」が、2月13日(月)同校にて開催されました。
当日は、サッカー部、野球部、バレーボール部などの運動部に所属する2年生18名が参加してくださいました。



高校時代の発育期でのスポーツ傷害は、成人期にまで影響を及ぼしてしまう恐れがあります。
この講習会は、ケガに対する正しい知識を身につけ、今後のスポーツ活動でのケガを予防していただくために開かれました。

テーマは、「後悔しないために。防げるケガはたくさんある!」です。
本校のアスレティックトレーナー教員、岩倉瞳先生より説明しました。

<岩倉 瞳 先生 プロフィール>
・神奈川衛生学園専門学校 東洋医療総合学科 教務
・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師
・日本スポーツ協会公認 アスレティックトレーナー
・日本パラスポーツ協会公認 パラスポーツトレーナー
・車いすラグビートレーナー
・高等学校サッカー部トレーナー

まずは、「スポーツを支える人」メディカル面で大きく関わる「アスレティックトレーナー」の仕事や役割について、プロの現場で活躍するトレーナーのデータを交えて説明いただきました。
「アスレティックトレーナーの名前は聞いたことがあるけれど、具体的にはどのような仕事をするの?」
プロの現場の話を聞く機会の少ない生徒さんたちは、メモを取りながら真剣に話を聞いてくださいました。
 



今回の講習会は50分間と短い時間での実施となりましたが、スポーツ現場における「アスレティックトレーナーが担う重要な役割」から知っていただき、実際に「ケガの知識、予防方法」を学んでいただきました。
高校生活での部活動期間は、約2年半という短い期間です。最後まで活動するためには、ケガに対する正しい知識を身につけ、ケガを未然に防ぐ必要があります。

参加された皆様には、3つの項目について、体を動かしながら、体験とともに知識を身につけていただきました。

「高校生年代に起きやすいケガを知る」
ケガ(傷害)とは? スポーツ外傷や障害の種類について理解し、骨や筋肉の発育時だからこそ起きやすい特有のケガについて学びます。



「ケガは予防できることを知る」
適切なウォーミングアップやクールダウンの実施や、正しいフォームを習得する必要があります。



「予防法を試してみましょう!」
実際に機能性のセルフチェックとして、上肢・下肢の痛みセルフチェックをしていただきました。普段気づきにくい痛みを探し、予防方法についても実践しました。




参加者アンケートでは、
「ケガの予防方法を詳しく知ることができ、ケガについての知識が増えました」
「普段、部活をする上で、予防できるケガがあるということを初めて知れて、今後は体のことを考えて予防できることをしっかりやっていこうと思えました」
「自分がどの様な仕事をしたいのか考える機会になりました。自分がお世話になった先生(コーチ)が、どの様なことを学んで自分たちに対応してくれたのかが分かりました」
「実際に現場でのお話を聞けて、すごい楽しかったです。スポーツで多いケガなどを知れて、これから活かしていきたいです」
「とても、分かりやすく勉強になりました。知りたかった自分の体(ケガの種類や部位、違和感)について知ることができました」
「自分が目指している職業にすごく近い講座を受けられたので、とても良い時間を過ごせました」
などの感想をいただきました。

講習会終了後は、フォームやテーピングについての個別相談もありました。
今回の「ケガを予防する知識」を正しく身につけ、今後の部活動で活かし、それぞれのフィールドで活躍されることを願っております。

ご参加いただきました、三浦学苑高等学校の生徒の皆様、先生方、誠にありがとうございました。
この場をお借りして、あらためて感謝申し上げます。