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【看護学科】う~~ん!難しい! 初めてのバイタルサイン測定(1年生)

2023年09月30日

「授業で習ったときは、出来るような気がしたのにな」「難しい~」「血管が見つからないぃ!」1年生の悲痛な叫びが、所々から聞こえてきます。9月26日 3、4限目。午前中の疲れをものともせず、1年生は元気一杯でバイタルサイン測定演習に臨みました。

バイタルサインとは、人間の生命徴候、つまり生きている証のことです。具体的には血圧、脈拍、呼吸、体温などを指し、これらの値を正確に確実に測定できることは、看護師になるための必要条件となります。

授業開始当初から、「これができないと看護師になれないんだよぉぉおお」と担当教員にしつこく詰め寄られていた1年生は、みんなヒヤヒヤドキドキとこの演習の日を迎えました。
授業のなかで、血圧計や聴診器の取り扱いは簡単に演習したものの、実際看護師役として患者役の人にバイタルサイン測定の一連の流れを行うのは初めてです。教員の教えを守り、きちんと練習してきた人でさえも、数々の測定項目を一気に行うとなると、頭がこんがらがり、手元もアクセクと混乱してしまうものです。…そこで先ほどのみんなの叫びが、各ベッドから聞こえてきたというわけなのです。

この演習に取り組む前に、教員のデモンストレーションが行われました。実際患者さんにバイタルサイン測定をしていると仮定して、ベッドサイドで教員がリアリティのある看護を繰り広げます。学生たちはそのベッドを取り囲み、真剣なまなざしで教員の動きや言動を追っています。

 



デモンストレーションが終わったら、1年生の本番が始まります。
まずは、測定器具のチェックです。これは大事な作業のひとつ。患者さんに壊れた体温計や動かない血圧計を使用して苦痛を与えるわけにはいかないからです。

どう、みんな? 血圧計の空気漏れはないかな?





それではいよいよ、患者さんのもとへ行きますよ。
さぁ、バイタルサイン測定、やってみよう!









う~ん、……できるかな?! 大丈夫??
教員もドキドキヒヤヒヤしながら1年生を見守っています。





血圧を測定するときは、マンシェットという帯状の布を患者さんの腕に巻きます。これは上腕動脈という動脈に「マンシェットのゴム嚢(のう)の中心線」を合わせます。この上腕動脈は腕の少し奥に位置しているため、慣れぬうちは触知するのがなかなか難しいのです。

所々で「先生、〇〇さんの血管ありません!」と聞こえてきますが、そんなわけはありません。頑張って探してみましょうー!





ダブルステートという2人で聞ける聴診器を用いて、学生と教員が一緒に血圧測定値の聞き取りをしています。血圧測定値、先生と一緒だったかな??









看護は、バイタルサイン測定が終わったらそれで終わり、ではありません。その測定値が正常なのか異常なのかをしっかり判断し、患者さんを看ているチーム全員に患者さんの状態を伝えて共有する必要があるのです。
そこで、「報告」が重要になってきます。
自分の行ったこと、患者さんのバイタルサイン測定値、患者さんが今どのような状態にあるのか……、こういったことをしっかりと報告し情報共有しましょう。





こうして、一年生は全員、バイタルサイン測定を行うことができました。
バイタルサインは患者さんの『生命徴候』。命と向き合う看護師にとってバイタルサインは必須の情報なのです。
1年生の皆さん、これからもたくさん練習を重ねて、正確で確実な技術を身につけましょうね!!