VOICE
整形外科のリハビリ、高齢者への運動指導など
地域に密着した医療を実践
鍼灸マッサージ師
石黒 慶一 さん
吉田クリニック リハビリ室長
・鍼灸マッサージ師
・健康運動実践指導者
[高校新卒で入学、東洋医療総合学科2010年卒]
- 卒業生
入学前は高校生
★「あはき」+α(アルファ)の資格で、活躍の場を広げている卒業生たち★
鍼灸マッサージ+α(アルファ)の資格で、仕事の幅や活躍の場が広がり、キャリア・アップの道も
拓けます。複数の資格を取得して各分野で活躍されている卒業生の声をご紹介します。
病院の整形外科のリハビリ室長として、主に高齢者への
運動指導を行っている石黒慶一さんにお話を伺いました。
Q.鍼灸マッサージ師を志すようになったきっかけは?
中学・高校の運動部でバレーボールをやっていたのですが、そのときにトレーナーさんがいて、トレーニングする際にアドバイスを受けていました。筋力や瞬発力、持久力などを強化するためのトレーニングの仕方を教わったり、負傷した際に応急手当なども受けていました。
そして、将来はいろんな方々に対して運動指導のできる仕事をしたいと思うようになりました。
また、トレーナーさんが鍼灸マッサージ師の国家資格を持っていて、身体の自然治癒力を高めてさまざまな疾患・症状のケアを行っていることも知って、この資格に興味を抱きました。
Q.本校を選んだ理由を教えてください
いくつか理由があります。まずは、高校の先輩が入学していて「とても良い学校だ」という話を聞いていましたので進学先として検討しました。それから、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の3つ国家資格が取得できる、スポーツについて学べるカリキュラムがある、健康運動実践指導者やアスレティックトレーナーも目指せるなど、入学後の学びの幅が広く将来の可能性も広がると考えたからです。
Q.仕事の内容を教えてください
神奈川県小田原市にある病院の整形外科リハビリ室で勤務しています。主にマッサージによる施術を中心に、ご高齢者向けのケガの予防、運動指導、体操教室などを行っています。
体操教室は全体が230人ほどの人数で、転倒予防、骨折などによる寝たきりの予防、現在の生活をより快適に過ごしていただくための運動指導をしています。
また、病院に併設している治療院で鍼灸マッサージも行っており、地域に密着した医療を実践しています。
Q.本校で学んだことで、現在役にたっていることは何ですか?
現在役に立っていることは「鍼灸マッサージ」と「健康運動実践指導者」の知識と技術です。
治療院で患者さんを治療する際には、鍼灸マッサージ師の資格が必要ですし、体操教室などを行う際には健康運動実践指導者の資格がとても有用です。
例えば、体操教室では、ご高齢の方々を中心に1クラス15人くらいのグループで集団指導するのですが、目線の配り方や運動指導の仕方など、神奈川衛生学園で学んだことがそのまま活かされています。
Q.仕事のやりがいは何ですか?
高校までずっとバレーボールをやっていたこともあり、最初はスポーツ医療への貢献を考えていましたが、神奈川衛生学園で医療について学ぶなかで、地域医療に貢献したいという思いが強くなりました。
実際に、私が勤める病院のリハビリ室を訪れる患者さんは、地元の方がほとんどで、年齢や症状もさまざまです。その患者さん一人ひとりにそれぞれの人生があり、健康になりたいという願いがありますので、「なんとかして健康な状態に戻してあげたい」という思いがあります。そんな患者さんへの接し方においても、実際の治療においても、「人間としての幅の広さ」が求められると考えています。
毎日いろんな患者さんと接するなかで、多くの方々から「ありがとうございます。おかげさまで、とても良くなりました。またリハビリに来ますね」と言ってもらえます。
患者さん一人ひとりに寄り添った医療ができているので、そのように言っていただけるのかな、と思います。患者さんの感謝の言葉が私自身の力になっていますし、仕事の大きな「やりがい」ですね。
<関連リンク>
医療法人 司絆生 吉田クリニック(神奈川県小田原市)>>
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