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吸角を学びました!
2015年12月03日
あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の国家資格を目指す、東洋医療総合学科3年生の臨床実技授業を紹介します。吸角(きゅうかく)、吸玉(すいだま)、抜缶(ばっかん)、カッピングなどなど、呼び方は様々ありますが、皆さんは受けたことがありますか?
最近では、デトックス効果をうたい美容業界でも行われていますよね。
吸角療法は、ガラス製のグラスのような器を使います。器の内部を陰圧にして、皮膚を吸引して刺激を与える方法です。
昔は動物の角を使用していました。
竹製のものや、陶器製、プラスチック製のものも有ります。

吸角をおこなうと、皮膚が充血し赤く痕が残ります。この色で、血液の巡りがどうなのか?が分かります。
血液の巡りの良い人は、鮮紅色で、痕もすぐ無くなります。
巡りが悪いと、赤黒い紫暗色となり、痕がなかなか治らず、長く残ります。
この状態を「瘀血(おけつ)」と言います。痛みや凝り、その他多くの症状の原因となります。
治療法でありながら、身体の状態も知ることができるのです!!

吸角を行うと、血液の巡りが徐々に良くなり、瘀血が改善されます。
さあ、練習、練習。みんなの手つきはどうかな?!
吸角の中に火を入れて、陰圧を作り皮膚に押し当て、吸引させます。手早く行わないと、陰圧が解けて正しい吸引力が引き出せません。
この手早いタイミングを習得する為に、繰り返し練習します。
火を使うので注意しながら、しかも手早く!!みんな、なかなかの手つきでGoodですね。

応用編として、オイルを使い、吸角を吸い付けたまま皮膚の上を滑らせる「走缶(そうかん)法」も学びました。
東洋医学の治療法には、様々な方法があります。奥が深いですね~。
学ぶことは、た~くさんあるのです。
本校の臨床施設でも、吸角療法を受けることができます。
皆さんも、体調診断を兼ねて一度、受けてみてはいかがですか?
学科長補佐:飯野享
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