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[鍼灸マッサージ師] 第2回ボディコンディショニング(介護予防)講座を行いました
2016年06月18日
6月14日、第2回目のボディコンディショニング(介護予防)講座は、体力測定と経絡ストレッチの講義と実技を行いました。介護予防で行う体力測定は、①開眼片足立ち、②握力、③タイムアップ&ゴー、④5m通常・最大歩行時間などが主な項目となっています。エクササイズを実施する初回と最終回で体力測定を行い、運動能力の向上を確認します。

開眼片足立ち(バランス能力)

握力(筋力)

5m歩行(歩行能力)
測定機器のセッティングから始まり、指導者役と参加者役になり説明し、参加者の転倒などのリスク管理をしながら実際測定しました。
経絡ストレッチとは、向野先生(福岡大学スポーツ科学部教授)が考案した経絡テストをもとに、朝日山先生が体系化したものです。各経絡の気血の流れ具合を確認し、問題となっている経絡をより伸ばすストレッチです。経絡とは目には見えませんが、気血が通る道とされています(体には左右各12本流れています)。気血とは元気の源となるものです。この気血の流れが悪くなると筋肉に緊張が起こり、凝りや痛みが生じます。
実際の経絡ストレッチを行う前に、どの動作で違和感や痛みが生じるかを確認します。そして、痛みなどがあればその動作で伸ばされている経絡が原因で痛みが生じていると推測します。例えば、体幹の前屈動作時に違和感などがあった場合は、腎経・膀胱経(脚の後面)の原因であり、また体幹を後屈する動作時に違和感などがあった場合は、脾経・胃経(脚の前面)の気血の停滞が原因です。

肺経・大腸経(体前面)の経絡テスト

腎経・膀胱経(体の後面)の経絡テスト

腎経・膀胱経(体の後面)の経絡ストレッチ
どこの場所の経絡の流れが悪いのか確認し、特にその経絡を伸ばすストレッチを重点的に行います。これにより、人によってどの動作を長くとるかが変わってきます。より個人別(オーダーメード)のストレッチといえます。
受講生の皆さんが、参加者の前でこのストレッチを指導するのが待ち遠しいです。是非自分の技術として身に着け、患者さんに還元できるようにしてもらいたいです。
専任教員 米田 好孝
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