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1年生 あん摩授業
2016年01月27日
鍼灸あん摩マッサージ指圧師を目指す 東洋医療総合学科 授業紹介今回は、「あん摩」の授業を紹介したいと思います。
本校は、「はり」「きゅう」と同時に、「あん摩マッサージ指圧師」の資格が取得できる学校です。
マッサージを行うには、国家資格が必要なんです!!
3つの国家資格を同時に取得できるのは、全国で19校しかありません。
マッサージを受けるのが好きな方は、多いですよね!
例えば、旅行に行って温泉に入ったあとに、受けるなど。
温泉場には昔から「あん摩さん」と呼ばれる施術者がたくさんいました。
そんな歴史的背景があるので、本校は小田原で開校されたのです。
(学校の沿革はこちら)
「あん摩」とはどういう治療法かご存知ですか。
まず一つの特徴について、手ぬぐいを使用するということがあります。
最近は、手ぬぐい専門店も多くあり、種類も豊富です。価格もお手頃なので、ついつい買ってしまいます。
私も、40~50本の手ぬぐいを持っています。
季節ごとに使い分けたりして楽しんでいます。学生も自分のお気に入りの手ぬぐいで授業を受けています。
もう一つの特徴として、揉捏法(じゅうねつほう)という手技を多く使用します。
字の意味を考えると。< 揉 ⇒ もむ + 捏 ⇒ こねる 方法 >ということ。
対象となる部位を、もみこねて、ときほぐす手技です。
指先や、手のひら、親指(母指)などを使ってリズミカルに動かしていきます。
前回紹介した、「指圧」とはかなり違いがありますね。

しかも患者さんの姿勢が、うつ伏せだけでなく、横向きに寝ている姿勢、座っている姿勢でも施術できるというのも、あん摩の特徴でしょう。
今回の授業は、患者さんが座った姿勢へ施術するという授業です。

主に、頚や肩、背中、腰に対して、揉捏法などを行います。
体重を使って、押しながら手首を使って揉み込みます。

しかも座っている相手にうまく力を伝えるのは、難しいのです。力の向きが正しくないと、相手が倒れてしまいますしね。
そして、仕上げには、叩打法(こうだほう)という手技を行います。
肩たたきのように、手でたたく手技なのですが、そこはプロの技!!一般のそれとは違いがあります。ポコポコと音をたてるように叩くんです。
軽やかに、音をたてながら叩かれると気持ちが良いのです。

あん摩は、指圧に比べて動きが多くリズミカルで、たくさんの手技があります。
たくさん手技があるので、1つ1つの手技の習熟度を上げるのは大変ですが、新しいことを習得していくのって楽しいですよね。
一生使うものですから。色々な手技ができるに越したことはありません。
将来の為に、今は日々努力です!!
学科長補佐:飯野享
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