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もぐさ作り始めました!!(後編)
2016年02月26日
本校では、きゅう治療で使う「もぐさ」を作る授業があります。5月中旬に近くの公園へ、“よもぎ”を採取するところから始めます。
(この様子については、東洋ブログ「もぐさ作り始めました!!(前編)」をご覧んください。)
夏の日差しで、しっかりと乾燥させた“よもぎ”は、冬になるまで湿度を管理しながら保管しておきます。
なぜ、冬まで寝かせるか?というと、
冬は、湿度が低い為、質の良い「もぐさ」ができるのです。
また、古くは雪深い地域での農閑期の作業として行われていたそうです。
1年生たちが採取した“よもぎ”もしっかり乾燥し、準備万端!!
ついに“よもぎ”から「もぐさ」を作る授業の日がきました。

「もぐさ」作りの工程は、大きく2つ!!
①“よもぎ”砕く
②篩(ふるい)にかけて、いらないものを除去する。
この作業を何度も繰り返します。
3~4人組で「もぐさ」を作り作業を行います。
目指す品質は・・・メーカーが作成している「最上点灸用もぐさ」です!!
『①“よもぎ”砕く』工程では、すり鉢を使います。
昔はどの家庭にでもすり鉢があり、ゴマをすったり、魚のすり身を作ったりしたものです。
すり鉢を使ったことの無い学生も多く、すりこぎ棒の使い方もたどたどしいです。

『②篩(ふるい)にかけて、いらないものを除去する』工程では、目の粗い篩と、目の細かいものを使い分けます。
まずは、目の粗い篩で、大きい雑物を分けます。
砕いた雑物の粉が飛ぶのでマスクを付けて作業する者も。


①と②を何度か繰り返すと、少しずつ精製され、濃い緑色から、徐々に白くなり「もぐさ」らしい質感と色合いに。
最後の方は、目の細かい篩にかけて仕上げていきます。

納得のいく品質になるまで、短くても30分程度、長いと1時間程繰り返し作業します。
みんな額に汗しながら、慣れないすり鉢と格闘しながら、一生懸命作っていました。
最終的に、見た目には販売している「もぐさ」と遜色ないものが出来上がりました!!
パッケージに入れて完成!!

さて、みんなで作った「もぐさ」は、次回の授業で使ってみます。
見た目は、遜色なく出来ましたが、使用してみるとどうでしょうか?
この様子は、次回のブログをご期待ください。
この授業では、別の作り方でも“よもぎ”から「もぐさ」を作りました。
そちらは、次回「もぐさ 作り始めました!!(後編・外伝)」をご覧ください。
東洋医療総合学科 教務・飯野
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