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VOICE

山口 健

人の身体の、コンマ数ミリを感じる仕事。

鍼灸マッサージ師

山口 健 さん

養生館 開業34年(2017年取材当時)
あん摩マッサージ指圧師
[旧 小田原衛生学園専門学校1983年卒]

  • 卒業生

入学前は社会人

★開業して34年。あん摩マッサージ指圧師として活躍する卒業生★

あん摩マッサージ指圧師として活躍されている卒業生の声をご紹介します。

卒業後に治療院を開業し、以来34年に渡り多くの患者さんの治療にあたってこられた
山口 健さんにお話を伺いました。

Q.なぜこの資格を目指そうと思いましたか?

坐骨神経痛だった祖父の身体をマッサージしていたこともあり、身体に触れて痛みを和らげることに子どもの頃から興味がありました。
社会人になって、一度は全く違う別の仕事に就いていたのですが、30歳を目前に、「指圧で人に喜ばれる仕事がしたい」と強く思うようになり、あん摩マッサージ指圧師の資格を取得するために神奈川衛生学園(旧 小田原衛生学園)に入学しました。

Q.この仕事の大変さ、また醍醐味はどのようなことですか?

山口 健 卒業後、31歳で独立し「養生館」という治療院を開業しました。学校で学んだ指圧の技術や知識は、今の仕事の基礎になっています。
人の身体は100人100通りなので、筋肉や骨のバランスを見極めながら、その人の治療方針や、その日の治療内容を考えるため、今でも毎日が勉強です。痛みの原因となっている個所をコンマ数ミリ単位で感じなければならず、また、1日30人以上を治療するような日もあり、肉体的にも精神的にも大変な仕事です。
しかし、痛みによって歩くことすらできなかった人が、車を運転できるまで回復するなど、治療の効果を実感でき、痛みに悩まされている人の身近な存在として頼られることが、この仕事の醍醐味です。

Q.この資格を目指す方へメッセージをお願いします。

私が通っていた当時の教師陣も学生も治療に対する思いは強く、休憩時間も患者さんの痛みを取る話ばかりしていました。
経験豊富な教師から多くの治療技術を習得し、次の世代、そしてまた次の世代へと技術を継承して欲しいと思います。