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東洋医療総合学科Blog

【鍼灸マッサージ師】セイリン工場見学

2014年07月08日

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61819()()の二日間にわたって、私たち2年生は静岡県にあるセイリン工場見学に行きました。

いつも使っている鍼はどういう風に製造され、どんなこだわりがあるのか鍼について見て学ぼうというのが今回の目的です。

 工場に着くと、早速鍼の製造過程について説明を受けました。材料やセイリン独自の加工、特殊な機械での洗浄など実際に出荷するまでの流れが主な内容です。材料に至っては実際に手に取らせて頂きました。

 

鍼先を作る工程ではワイヤーを加工していきます。鍼先はセイリン独自の「改良松葉型」という痛みを最小限にした鍼先が考案されています。また1本1本が均一な鍼となるように形状や長さに関しての検査が行われています。また、セイリン工場では月に1000万本生産していることには驚かされました。

 

鍼の製造過程についてスライドショーで学んだ後はいよいよ工場見学です。内容は鍼の消毒・滅菌装置、鍼の先端(鍼尖)の尖り具合の検査、鍼の包装などになります。

 消毒・滅菌装置は70万本も同時に行える装置で何日間かかけて行っていきます。鍼先の尖り具合の検査は特殊な顕微鏡を使い人の目とパソコンとで入念に調べていきます。確認するのは、誤差や傷などです。包装は、機械によって行われていましたが、そのほかにも安全性を考慮しており、温度調節を21℃に設定していたり、作業室にゴミが入らないよう廊下と気圧の差を作っていたりと、いろいろな工夫がなされていました。

 

 工場見学終了後は、ミュンヘン支社に勤務経験のある北川さんからドイツの治療事情を伺いました。この方は当校の卒業生であります。セイリンにはドイツ以外にアメリカ、カナダ、オーストラリア、イスラエル、香港、イタリアといった支社があります。まずはセイリンの鍼が世界からも発信さえていることに驚きました。

ドイツの施術では耳に直接鍼を刺したり、初診料が高額であることに驚かされました。初診料が2万円なんて考えられません。その他、日本の鍼灸師がドイツではどのような資格に該当するのか、また海外で活躍するにはどんな機関に携わればいいのかなど、非常に魅力的な話が多々ありました。

 

 私たちがいつも使っている鍼は、安心安全の為に機械や人の目などありとあらゆる手段で検査が行われていることがわかりました。また、セイリン工場のこだわりは受け取る人に安心・安全を提供することだと考えさせられました。私も製造者の思いを大切に、安心・安全な治療を患者さんに提供できるように、がんばります。

 2年 飯塚 浩一

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